八味姉妹の部屋

文芸ユニット。只今、エッセイの勉強中です。

雑談 ペンネーム について御理伊武

レベッカというバンドを中学校時代に聞いた私は、どっぷりとその歌声にはまりました。 仲の良い友達の年上のお姉さんが、CDアルバムを持っていて、借りてテープに録音して聞いていたのです。 その、レベッカの、曲の1つに、OLIVEという曲があります。歌詞は…

「カメラ」蒼月 光 著

カメラのレンズを向けられることが苦手になったのはいつからだろう。 実家には無数のアルバムに赤ん坊から大きくなるまでの写真が収めてあるのに。それも全部一つに纏めたら、公園でシーソーが出来るくらいの重さになるんじゃないかと思う程である。 それほ…

「カメラ」御理伊武著

1990年代に学生時代を過ごした私たちのカメラといえば、使い捨てカメラが主流だった。カメラ自体が高級品だったので、千円程で24枚撮れるフィルムが内蔵されている使い捨てカメラは学生のお小遣いでも気軽に購入することが出来た。ピント合わせが不要でシャ…

「青」というテーマの元に「色感談義」 高柳 龍 著

八味姉妹の執筆活動の原点は、学生時代に立ち上げ直した「文芸同好会」です。その時の顧問である高柳 龍先生に、最近、再び懇意にして頂き、ご指導賜りたくエッセイを執筆して頂いておりました。(文学フリマに来て頂いて、本当に感謝と嬉しさでいっぱいでし…

「インスタントラーメン」御理伊武 著

私は小学校の3年生の時に自然研究クラブに入っていた。 この会は、町内会の健脚なボランティアが開催しているクラブで、山の草花を観察しながら山登りを楽しみましょうというふれこみだった。近所の体力有り余る男子の友達だった私は、引きずれられるように…

「インスタントラーメン」蒼月 光 著

我が家の定番「マルちゃんの袋めん塩味」は家に食料が何もない時の救世主なので、無くなる前に買い足す生活必需品の一つだ。子どもの頃からお昼や、余りお腹がすいていない時の御夕飯にと、我が家における活躍の場はとても広い。 カップ麺より罪深さを感じさ…

「学祭」 蒼月光 著

幾数年ぶりに母校の学校祭に行った。 卒業してから数回はお世話になった先生方に挨拶したり、合唱部や文芸同好会の後輩の様子見を楽しみに行っていた。だが、ここ数年はとんと足が遠のいていた。日常の忙しさに振り替える余裕が無かったせいかもしれないし、…

「学祭」御理伊武 著

学祭ほど陽キャラと陰キャラの差が付く期間はないと思う。 陽キャラとは社交的で交友関係も広く、何事にも積極的で明るく楽しくいつも友達と過ごしているタイプだ。その反面、陰キャラは居ても居なくても分からず、気が付けば校舎の誰も来ないような忘れられ…

「サカナ」蒼月光 著

まだ開業して間もなくのスカイツリーに登って、地上から約450メートルの高さからの風景を観たことが有る。産まれも育ちも「試される大地」出身の正真正銘田舎者の私。「東京」には、渋谷や新宿等は勿論、浅草等の下町方面にも何度か観光したことがあるのにも…

「SAKANA」御理伊武 著

水槽からオイゲノールという麻酔薬の入ったバケツへ小さな網を使い、魚を移す。 手のひらほどの大きさの魚は新しい水色の円の中をくるくると自由に何周かした後、 ゆっくりとプクプクと息を吐きながら浮上する。 私は、魚が軽く眠った頃を見計らい、白いビニ…

祭りのあと

昨日(7/7)の文学フリマにおいてお越しくださいました皆様、お店を出店した方々、スタッフ一同様 本当にお疲れ様でした。八味姉妹、初めての出店&販売ということで始めはキョロキョロソワソワしているだけでしたがだんだん面白さを見出してきて あっという…

晴天の彼方に

本日は、観に来ていただき有り難うございます。不慣れな中、周りを密かに偵察しながら、文学フリマに、出展いたしました。 時折思い出す、「虹の彼方に」の旋律。 不安な和音もなく、やわらかに流れて進む。 そして、高らかに歌った後はまた、元の旋律へ戻る…

ただ今出展中です。

札幌文学フリマへやってきました。 出展者と来場者の熱気がすごい。本日16時まで開催しています。ちなみ画像は私達のブースです。

明日は

真駒内の花火の音が、山に近い家の辺りまで響き渡っています。若い頃は花火が好きな振りをしていましたが、花火は何故か、湾岸戦争の、火を思い起こさせるのです。同じ思いをされている方はいますか? 明日は、とうとう文学フリマ当日。 光さんは、遠足前の…

「旅」御理伊武 著

大きなデイバッグを方に掛け、サコッシュの中にはスマートフォンと、最小限の現金と運転免許証と保険証とカードが入ったミニ財布。 ペタンコ靴を履き、身体をなるべく締め付けない衣類を身にまとう。女らしさといえば纏めた髪からみえるうなじくらいか。 旅…

「旅」蒼月 光 著

スーツケースに荷物を詰めている。 何を。本を。 今回の文学フリマ札幌で商品となる、文字通りの血と汗と涙の結晶の「本」を。 紙とは重いものだと思い知らされているところである。 それとも紙に打ち込まれた文字に使ったインクが重たいのだろうか。 テレビ…

第4回文学フリマ札幌(in 札幌テレビ塔2F) について

いよいよ7月7日(日)開催まであと1週間を切りました 第4回文学フリマ札幌(さっぽろテレビ塔2階 11:00~16:00開催) 内輪ではなく世間様に向けての出店・出版はなんと生涯初の二人なので妙な緊張感を感じていますが(心臓の毛が抜け落ちている蒼月だけかも…

「青」 御理伊武 著

私の中の青は記憶の奥に埋もれている。時々思い出したくてズリズリと引き出してはみるものの、 所々綻び完璧な元の姿とは言えない。その青の色を求める度、私のお腹の下はむず痒くなり、 今見ている世界の色が本当なのか、 あやふやになった記憶の中にある色…

「青」蒼月光 著

毎日触れるもの。 洗顔や歯磨きの後のタオル。炊き立て御飯とインスタントお味噌汁を啜るためのお箸。冷蔵庫で冷やした麦茶を飲むグラス。 大体みんな清潔なもの。 そんな中、清潔に保つには困難を極めるものも生活に欠かせなくなっている。その一つがスマホ…

仰げば尊し…

今回、初めて印刷所に製本の依頼をして出来た作品集を高校時代の恩師に送付し読んで頂いたら一つの作品かと思うような感想文を頂戴して 八味姉妹二人でガタガタと震えている次第…!そもそも二人が文芸というジャンルに足を踏み入れた切っ掛けを創ってくれた…

ようやく文学フリマ出店の目途が...!

文学フリマ当日(7/7)まで1ケ月を切り、にわかに気ばかりが焦ってきました。POPやポストカードや告知用チラシ等、こまごまとしたものを徐々に揃えては悩んで。初出店&初出版ならでは、何かが起きてしまった時には、結局、愛嬌でごまかすのかもしれませんが…

いよいよ開店します

八味姉妹の本と、蒼月光詩集です。いずれも、7月7日の札幌、テレビ塔2階で開催する文学フリマで初公開。販売します。数ある言葉の、中から、今の気持ちに添うことができる言葉があれば嬉しいです。

文学フリマ(札幌)出店抽選の結果!

日々春めいてPM2.5も飛び交っていますが、皆さまは如何お過ごしでしょうか。我々、八味姉妹文学フリマin札幌に出店応募していたのですが、ついに結果が!!なんと、当選のご報告を頂きました。まだ何の支度(心構え含)も出来ていない初心者の私達に 世の中…

文芸誌を製作ちゅうです

今年の文学フリマに応募しました!抽選結果はまだ来ていませんが、受かるのを前提で動いています(笑)抽選に落ちたら落ちたで練りに練った文芸誌を時間の許す限り作ったらいいじゃないと割とのんびり構える八味姉妹であります。・・・その割に、本を売りなが…

パンを焼く

オープンカフェの心ばかりの傘の下 千切れた雲が 左から右へ 視野の限界の移動中 尾が長めの白い鳥が二羽 羽ばたきもせずに 芝生をちょんちょん 散歩してるものだから いつの間にか つられて三半規管の芯まで 日向ぼっこ あぁ身体から焼きたてパンの匂いがす…

黒板の記憶

チョークが教えてくれたのは クラスメイトの字の癖 センセイの機嫌 ダーツの的の当て方 大掃除で出てきた教科書に 挟まっていた粉ホコリは 今も続く友達がいるから 記憶の底に埋められても 居続けていてくれたんだろうか written by 蒼月光

始まりのご挨拶

初めまして八味姉妹(ハチミシマイ)と申します一味好きな御理伊武(オリーブ)と七味好きな蒼月光(アオツキヒカル)が文芸活動を主軸に活動しようと立ち上げたユニットです こちらのブログには作品やお知らせ等を掲載していく所存です どうか目に触れて下さった方に ピリリ…